己の身に獣の力を宿す人々が暮らす島がある。 　ある者は地を駆ける獣の力を、ある者は空を舞う鳥の力を、ある者は水に生きる魚の力を―― 　そんな島に暮らす、五人の少年少女。傭兵の狼、猟師の風、自称盗賊の海、符術士の黒、そして村娘の晶。 　生まれも育ちも全く異なる彼等は、とある事件を切っ掛けに行動を共にすることになるのだが…… 　――後に《獣島》（けもののしま）と呼ばれるこの島で、少年少女が繰り広げる騒動上等道中記、ここに開幕っ！

異世界の酒場における一コマ。

多くの伝承が残る地で、その伝承を求め旅する旅人が居た。ある冬の日、男は倒れていた女を保護する。女――リサは男の旅に同行し、記憶を探す事にした。 そんな二人は旅の途中、灯台のある港町を訪れて…… ※ナツ様主催による『共通プロローグ企画』参加作品です。

様々な依頼が持ち寄られ、それを受ける者達が集まる施設――ギルド。 そんなギルドの仕事で生計を立てる青年と、その連れの少女。二人はある事件の犯人を求め、各地を転々としていた。 それは三年前、ある地方領主の館が全焼した事故。 唯一生き残った少女と、ただ一人惨劇を目の当たりにした青年――今だ事件の傷跡を引きずる二人の行く先に待つのは…… （この物語は個人ホームページにも掲載しています。差異は一部改行などが異なる以外、内容は同じです） （2013/06/26　番外のような物追加）

VRMMORPGの物語は世に数多とあれど、実現は未だならず――そんな世界で発売された、とあるゲームのプレイ風景。 （注意！　この物語（？）は作成者の「こんな（システムの）ゲームがあったらいいなー」「今の技術ならこんなゲームも出来そうかなー」という妄想を詰め込んだ物となっています。そのためストーリー性は極めて薄いと思われます。観覧の際はその点留意ください）