きみに出会ったのは
中学二年生。
最初はどーでもよかった。
というか、苦手だった。
女なら誰でもいいだろうな。
満たしてくれる人なら誰でも…
けど、
笑った顔に
優しい姿に
いつしか惚れた。
あと少しで
クラスも変わるのに
きみを好きになってしまった。
クラスのみんなで鬼ごっこしたとき
「キスしていい?」
って言われた。
君は知らない
私の気持ちなんて。
心臓の音が聞こえてしまいそうだった。
うんといってしまいそうだった。
でもきっと彼は
誰でもよかった。
私以外にも
いろんな人に同じようなこといってるんだろうな…
「好きな人としかしません!」
うそ。
きみが好き。
キス
したかったの。
本当は…