黒に近い濃紫の髪と瞳を持つクリスティーヌは魔力を秘めていると聖女と一族に崇められ、皇太子の婚約者となるが、手足をもがれるように、家族、一族全てを失い、ただそれを見ていただけの彼女に、何もしない聖女を騙ったと弾劾され、追放され、最期は馬車ごと谷に落とされ死んでしまう、と思ったが
目を開けると死んでしまったはずの家族が「もう大丈夫、全ては夢だったと言われ」
髪や目の色はほぼ色無しの淡い紫に
しらない間に魔力を使い果たした出涸らしの聖女と呼ばれているようだが、誰も死なない現実の方がずっといい!と、なんだか幸せな毎日です