イラスト入りガイド本『魔王城の歩き方』が人気です
魔導士や戦士じゃなくて、建築士って冒険者のジョブじゃないような…ジョブがジョブなので、戦ったり戦わなかったり、役に立ったり立たなかったり…。 考える事をやめた肉体派の破戒僧。風水師なのにチートなエルフ。 そんなレアジョブが集まったパーティー「キュリオシティーズ(物好きな三人)」の物語
※シリーズ三編は全てここに統合しました。話は完結していますが、そのうちに続編やスピンオフを書くかもしれません。
魔王が勇者に討伐されてから早三年が経とうとしていた。魔族の残党はいても次の魔王が現れるまで束の間の平和が訪れている。
前世で建築士だったクニオは、転生したこの異世界でも建築士というレアジョブになっている。クニオ以外にはそんなジョブの人間は聞いた事が無い。持っている固有スキルはゾーニングとプランニング。簡単に言えばゾーニングは空間を把握する能力で、プランニングは素材やまわりの人間の能力を組み合わせて新しいものを作り出す能力だ。
ゾーニングはともかく、プランニングは人頼みなので自分だけでは何もできない。戦闘力もさほど高くない。冒険では稼げないのでゾーニングのスキルを使って、ダンジョンや迷宮をマッピングして書き起こした地図を出版社におろしている。絵を描くのもうまいのでマップと合わせて史跡なんかのガイド本も書いている。
ある時ダンジョンで知り合った破戒僧という、これまたレアジョブのグレゴリーとパーティーを組む。戦闘力が上がったので、以前から一度見てみたいと思っていた魔王城へ行って、そのガイド本を作ろうと思いたつ。
道中で風水師のエルフであるコウとも知り合う。実はコウはチートとも言えるほどの戦闘能力を持っているが、冒険にも魔物退治にも全く興味がない。悠久の時を生きる彼女は退屈しのぎを探していて二人に興味を持つ。彼女が合流することでパーティー「キュリオシティーズ(物好きな三人)」が結成される。
三人のガイド本づくり…ではなく冒険の旅が始まる。
※従来の異世界物が読みにくいという方でも大丈夫かと思います
※この作品はカクヨムにも掲載しています
BK小説大賞 HJ大賞6 ネトコン13 集英社小説大賞6 ESN大賞8 キネノベ大賞12 男主人公 職業もの 建築家 建築士 ドラゴン 古代種 メタバース 魔王城 酒 温泉 ゴーレム 異世界 転生 冒険 チート ダンジョン 剣と魔法
読了時間:約267分(133,035文字)