フルダイブ型RPGゲーム「ノック・ワールド」 辰郎は「第二ジョブ選択」に悩んでいた。

Earth所属高等学校普通科に在籍する2年生の早苗優菜は、どこにでもいるごく普通の高校生だ。 夏休みに差し掛かり、暇を持て余していた優菜は若者を中心に大流行しているフルダイブ型MMORPG「ノック・WORLD」を遊んでみることに。当初は現実にはないファンタジックで自然溢れる世界とバトルに没頭するものの、スキルアタック威力を底上げするためにモンスターと戦い続けることに疲れ果てた優菜は、全スキルを全てヒール（回復力）に設定し、更なる回復力を得るため薬草採取に没頭した結果、ゲーム運営から「20：JUDGEMENT」称号が与えられるほどのスーパーヒーラーに成長した。 すれ違う冒険者を回復していき、その時々の交流を楽しむ優菜であったが、「ノック・WORLD」プレイヤー内で最強と名高いギルド「LOYAL DECK」のメンバーで「03：THE EMPRESS」の称号を所持し「銀の女王」の異名をもつレナデリアに出会う。

幼いころ、前世の世界にあったお菓子「栗きんとん」を転生後の世界で口にした少女ルカは、前世の記憶を思い出す。「栗きんとん」のレシピ考案者、絶世の美少女にして秀才であり、同じ年ごろの超名門貴族公爵令嬢に会うべく、ルカはメイド試験に挑むも落選の日々を送っていた。 ルカが所属する「第六宝石商学校、ラピスラズリ」卒業後、彼女の進路は、 宝石商の一員として任務をこなす、もしくは、メイドとして貴族の家に仕えるの2択。 この世界で、唯一'魔法を使えない一族に転生したルカは 魔法を宝石の力で誤魔化し、持ち前の身体能力でメイド試験に挑むも、魔法力を注視する試験において、苦戦を強いられていた。 日々を共に過ごした仲間たちと時を共にするか、 転生の所以と同じ世界からの転生者を探るためにメイドとして働くか・・ そんな最中、落選通知で折り紙を折っていたところ、高貴な物腰をした謎の人物が現れる。 彼の正体は＿。 ※他サイトでも連載中