猫になって愛されようとした悪魔と、かつて愛した人の面影を追い続ける悪魔と、流されるままに生きる悪魔
そして前世の黒歴史しか思い出せない異世界転生者
全てを捧げて愛したことも、目が眩むほどの怒りも、時が過ぎてしまえばすべて無意味だ。
”あなたの人生に意味などない”
「相変わらず・・・私から全てを奪うのね。」
「ハイそこまでー。妻の目の前で浮気する奴は火あぶりにしますよー。」
「鏡に向かって愛してるだなんて気持ち悪いだろ?」
「僕にはタチの悪い悪魔にしか見えないよ。」
「あの男は俺を殺しません。」
「いいです! あの、服着なくていいです!」
「全然師匠には似てないですよ。私の方が可愛い。」
「やかましいわ。」
「私の前世をどうでもいいって言ってくれてありがとう」
「ほんっと悪趣味・・・そういうとこ、嫌いだよ。」
「私、いつかこの家に住みたいです。」
それでも、これはラブストーリーなのです。