求道者であり、武闘の達人であった筧頼義に、この世界にはもはや敵なしと言われていた。暇を持て余していた彼は、外国のリアリティ番組で無謀な挑戦に失敗し、死亡する。
死亡した頼義は世界の管理者を名乗る女性に出会い、救世主になるよう懇願される。
強さを求める頼義からすれば、自分より強い敵に会えるというのは渡りに船で、二言もなく、それを受け入れ転生する事となる。
新たな世界で強者を追い求める二度目の人生だと、意気揚々洒落込もうとするが、頼義は少女に転生してしまっていた。
一度は落胆するものの、その性根は変わる事なく、寧ろ前世よりも頑丈さだけは増している事に喜ぶのであった。
――俺は強いヤツに会いにいく。たとえこの身が少女となってしまっても!