エンプティと呼ばれる機械人形が存在する未来。
エンプティは、人間と同じ見た目だが、人間よりも美しい。世界中のステーションに常駐され、専用端末を使えば、いつでも、どこからでも、エンプティの中にダイヴする事が可能となる。人の移動が不要となった世界で、自分の体と同じ様に操作が出来るエンプティは、人々に受け入れられていた。
とある組織に所属するベルとラムネは、二人で暮らしていた。
ある事件に悩む二人にの元に、探偵の助手をしていたネオンが呼ばれる事となる。
そんなネオンへの依頼内容は、エンプティにダイヴしたまま、自殺を繰り返す大富豪シンジュ・アカダケを見つける事だった。
シンジュ・アカダケの目的が不明なまま、捜索は難航する。それどころか、ネオンが呼ばれた組織が、どうやら普通ではないらしい。
そして、依頼解決に挑むネオンとベルの二人に、奇妙な事件が降りかかる。
日常 ミステリー 近未来 人工知能
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