20XX年の世界。近未来スポーツが絶賛流行っており、そのあまりの人気から国際競技連盟の1つに加わって華を咲かせていた。
そのスポーツというのが──「覇道」と呼ばれるもの。それは、舞台上で特殊な道具を用いての真剣勝負。誰もが覇道に魅了され、その世界に踏み込む者が後を経たない。
「高坂創真」は覇道で使用する道具を製作する1人だった。
しかし実はその裏では、その特殊な道具で戦争で勝つ為に軍事利用されている事に気付いた高坂創真。そして、その原因が自身の父親が大いに関係していた。
覇道をあるべき姿に返すべく、条件を課せられる。自身が造ったものでトップになること。高坂創真は必死に最高のものを作り上げようとする。
それから1年が経った春の入学式のある日、最強の強さを求める1人の少女「叢雲風花」と出逢う。この出逢いが図らずも高坂創真の道と交わった。
それぞれが求める最高と最強を目指して、熱く、心躍らせる、誇りを懸けた真剣勝負の火蓋が幕を開ける。