秋津の国の上忍サカキは、忍者の里をローシェ王国に救われた恩のためにローシェに忍軍を作り国を守る戦いを始める。国には預言の魔女により「ローシェ王国はイリアティナ女王の治世に終焉を迎える」という預言を与えられていた。
ローシェ王国宰相ロルドはその預言を、王国から帝国に格を上げることで回避することはできた。しかし、預言にはもうひとつ開示されていないものがあった。
「ローシェ最高の美貌は近しいものによって奪われた」 これらの預言を司るのは運命の神。イリアティナを執拗に狙うかのように預言を与える運命の神の目的とは。
さらに、秋津の国に250年前から存在する妖の集団「翁衆」はサカキの持つ妖刀とローシェ国を狙っていた。イリアティナは三つの性格を持ち、素の時は上忍並みの体力と技術(ただし、頭はポンコツ)があり、姫モードの時は可憐で商才に長け、女皇モードの時は堂々たる為政者としてふるまうことができるという特殊能力を持っていた。サカキとイリアティナを取り巻く事件の数々はやがて預言の通り二人を最大の危機に誘って行く。
※イリアティナ王女がなぜ3つの性格を持つのか、サカキやその周囲の人物たちの正体は何か、ストーリーが進むと少しずつわかってくるようになっています。
王女のセリフは一見アホっぽいですが実は……という趣向ですのでそのへんもお楽しみいただけたら、と思います。ストーリーはシリアスとギャグが6:4くらい。ラストはハッピーエンドです。(2024/9/01完結)
※185話から活動報告に作品に掲載できなかったこぼれ話を毎日掲載しています。よかったらそちらもご覧いただけるとうれしいです。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年09月01日
忍者 騎士 白魔導士 異能 くノ一 国がチート 妖 神獣 シリアスとギャグ
読了時間:約1,326分(662,664文字)