放蕩息子である双子の兄ジャバルに苦労をかけられっぱなしの王女メリアは、月に一度の満月の日、この世とあの世の境目にあるという人外の者たちが多く集う「たそがれの市場」に行くのを楽しみにしていた。ある時そこで、神がかった舞を披露する青年と出会う。ひょんなことから、彼に舞を教えてもらうことになったメリアは、いつしか青年に惹かれてゆくようになる。
ティグラット国初の女王を目指し日々努力していたメリアだったが、大好きな舞と女王の座、彼女は果たしてどちらを選ぶのか?
(後半に一部残酷なシーンがあるので、R15としました。)
この作品は、アルファポリスさんにも投稿させていただいております。