冤罪を被せられ、唯一心から信頼していた母親からも罪を疑われた主人公。誰からも認められない孤独の中で、彼は1人獄中死した。
その彼を運命の女神は嘲笑うかのように、異世界へと誘う。前世の記憶が一部欠損している彼は新しい生き方として納得し、その生活を受け入れようとする。だが、そこでとある国による人間改造計画、その他たくさんの闇の事実が発覚し、数日内に実行、人間勢力の多くは絶滅する。生き残った彼は、苦しい世の中に、前世の記憶を取り戻していく。それは、この世界では更に辛くなるような、苦難に満ちた灰色の物語であった。