「どれだけ混雑した電車でも、俺は絶対に座る」
座太郎は今日も座るために電車に乗る。座るために会社に向かう。
そんな彼を襲う満員電車、遅延、運転見合わせ、そして強敵たち・・・。
彼は無事に座ることができるのか?
限界まで圧縮された奈落のような直方体に地獄のアナウンスが響く。
『~駅で緊急停止ボタンが扱われたため運転を見合わせます』
車内の至る所で舌打ち、悲鳴、叫び声が聞こえる。
床を見てみよう。誰かが垂れ流した糞尿や嘔吐がねっとりとその範囲を拡大していく。
毎朝のこんな地獄を君はどう思う?
当たり前?仕方ない?ただの日常?
そんな世の中の常識に抗った愚か者たちがいた。
満員電車を憎む、そして、電車で座りたい全ての人に送る新感覚セキトリ物語。
※基本毎晩更新予定
※他サイト重複掲載