「俺は死んだ人が見える。
正確には、死んだ人の面影がはっきりと見えるんだ。
これは、俺が高校生の時に同じ力を持つ奴と体験した物語だ。
この話を、俺と同じ力をもつ君に、聞いてほしい。
同じ過ちを、二度と起こさないように。」
死者と接する力を持つ花崎 悠と、死者と触れ合える力を持つマドンナ桜庭 舞子。
常に明るく朗らかで元気な桜庭さんを若干鬱陶しく思っている悠。
でも桜庭さんには誰にも言えない秘密があった。
哀しみに満ちた使命、死者の未練、家系の重荷、逃れられないしがらみ。
様々な事実が交差し、明かされる秘密。
事実と嘘と感情が入り乱れたどり着く先には、一体どのような結末が待ち受けるのか。
魂の叫びと死者の苦しみが織りなす物語。
※この作品はmonogatary.com・エブリスタ・ノベルバにも掲載しています。
日常 青春 ESN大賞5 キルタイム異世界大賞 キネノベ大賞8 ネトコン11
読了時間:約102分(50,920文字)