赤い髪を持つ,大きな男が白い髪を持つ小さな女の子に問いかける.
「赤ずきん,お前の肌はどうして雪のように白いんだ?」
「それはね,神様が私を見つけやすくするためよ」
「赤ずきん,どうしてお前の瞳は赤いんだ?」
「それはね,理不尽な運命にずっと泣いていたからよ」
「赤ずきん,お前はどうしてそんなに小さいんだ?」
「それはね,神様が村人たちよりも私を小さく作ったからよ」
「赤ずきん,どうしてお前は赤い頭巾を被っているんだ?」
女の子は男のその問いには答えず,男に逆に問いかける.
「ねぇ,狼さん?あなたのお口はどうしてそんなに大きいの?」
男は戸惑ったように答える.
「それは…お前を…食べる…ため……?」
そして