【二章にて完結】
流行りではなく本格ファンタジーでありたいと思っております。
目指せスルメ小説。
【第一章あらすじ】
エルフの神官アレン・ディープフロストは、広大な南大陸の港町ストームポートに到着する。
滞在先の宿で、港で働く水夫サザーランドから、スラム街に住む知人一家が突然姿を消したという不可解な事件の相談を受ける。都市の下層にあたるスラムで、そこに暮らす人々に施しと癒しをもたらしつつ、アレンは単身で事件の核心に迫っていく。
無事に事件を解決したアレンはベテランパーティに加わり新しい冒険をスタートさせる。セーブポイントへの物資護衛任務を受け、開拓地ラストチャンスを出発した。到着直後、捕虜として収容されたドロウの少女コマリと、かつて戦場を共にした“意思ある兵器”レーヴァと出会う。アレンは説得を試み、彼らとの信頼関係を築こうとする。その過程で、少女の一族を蠍神の束縛から解き放つことを決断する。
「信仰と誇り」を問い直させ、「生きることへの選択」を迫る交渉だったが、最終的にドロウの一族は蠍神信仰を放棄し、アレンに一時的な族長の座を預ける。ドロウの一族自らの村を後にし、新たな居住地に向けて旅立つ。
追撃をかけてきた蠍神信仰の軍勢と接触は避けられないと判断し、アレンは救うための戦いを決意する。
決戦の時は刻一刻と迫っていた。何が正しいかわからないまま、人の命を救う覚悟だけを秘めて。
【第二章あらすじ】
蠍神の追撃を退けることに成功したアレン達は、当面の生活のためによく知られている遺跡の調査を請け負う。軽めの任務と高をくくり、半ば観光気分で向かうが、そこでは想定外の事態が待ち受けていた。突如現れた悪魔によって発見された遺物が奪われてしまう。落胆し街に戻ったアレン達は、ここでも悪魔の襲撃を受けることとなった。ちらつく大物カルトの影。彼らの目的が古の大魔法を再度使うことだと知ったアレン達は、その阻止に全力を注ぐ。
だが大魔法は部分的ではあるが発動されてしまう。その圧倒的な力の前に、アレン達は驚愕し、誓う。あれを2度と使わせてはならないと。
最善の一手を以て決戦に臨むアレン達。大魔法を永遠に封じることに成功はする。だが、勝利の先に残されたのは、取り戻せないものだった。
文章の見直しや表現の変更を随時行っております。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年02月18日
HJ大賞6 シリアス 男主人公 人外 西洋 アンドロイド 職業もの 魔法 冒険 日常 異世界 ネトコン13感想 シリーズもの
読了時間:約965分(482,217文字)