作品一覧全4件
連載 11エピソード
 「あなたは死にました」そう言われる全員が、現実世界の記憶を失い、自分が誰かもわからないまま、偽名でゲームに強制参加させられる。全員がただ呑気な冒険者になり知らない世界を楽しめるのか、それとも…。  死後の世界、アフターワールド。終わりの見えないパラレルワールドからの脱出を図る者たちの思索、駆け引き、恋愛、戦闘…。  鍵となる「ヘキサゴンの魔術師」を巡って繰り広げられる、「世界の本当」の見つけ方。果たして何の為にどのようにして、誰がどこまで耐えられるのか。  エンディング未定。
作品情報
ノンジャンル[ノンジャンル] 残酷な描写あり
最終更新日:2012年07月30日
冒険 ファンタジー 読了時間:約31分(15,253文字)
短編
 「あなたは死にました」そう言われる全員が、現実世界の記憶を失い、自分が誰かもわからないまま、偽名でゲームに強制参加させられる。全員がただ呑気な冒険者になり知らない世界を楽しめるのか、それとも…。  死後の世界、アフターワールド。終わりの見えないパラレルワールドからの脱出を図る者たちの思索、駆け引き、恋愛、戦闘…。  鍵となる「ヘキサゴンの魔術師」を巡って繰り広げられる、「世界の本当」の見つけ方。果たして何の為にどのようにして、誰がどこまで耐えられるのか。  エンディング未定。
作品情報
ノンジャンル[ノンジャンル] 残酷な描写あり
最終更新日:2012年07月13日
冒険 ファンタジー 読了時間:約3分(1,443文字)
短編
仕事に疲れて恋愛に疲れて人生に疲れてきたとある女性の、自分の癒し方。
作品情報
ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2012年07月12日
人生 悩み 生き方 読了時間:約2分(878文字)
連載 1エピソード
 人と、人を養う無害な蟲だけが生きる地上で、ひとり紫の血を持つ不老不死の麗人が、失った記憶を求めて赤い血の人に紛れ、さ迷っていた。  彼女には自分の正体が、持っていた手紙に書かれていた名以外、まったくわからない。  記憶を取り戻す鍵は、彼女の紫の血にだけ反応し現れる、「竜神」を名乗る存在のみ。だから彼女は自分を、竜と人の間を行く「竜人」と解している。  それでもお気楽に優雅に、彼女は悠々と生きていた。  あるとき、真実と、手紙の書き手を探し求め続けている彼女は、血の色による人々の性質の違いを知る。  「竜人」に生殖機能はない。肉体的に歳を重ねることもできない。死ぬこともできないし、同じ場所に留まり続けては波乱しか呼ばない。  彼女が三百年もひとりで地上をさ迷って、心を通わせる赤の人に出会っていたとき、「竜人」の禁忌を犯したときお前の血は赤に変わると、彼女は竜神に教えられ、ひどく迷う。もうひとつ、隠されていた事実が発覚したから。  彼女が最初から持っていた手紙の文字は、その心通わせた異性の本当の筆跡と一致していた。その彼は、記憶を失くしていない、「竜人」だった。  天の地での紫の血の人の重責から、先を約束した二人は逃避行して赤の血の人になって結ばれようとしていたが、その過程で彼女のみ記憶を失う事態になり、三百年が経っていた、それがすべての答えだった。  彼女、レンは、地上にまったく存在しない、花になりたいと竜神に願う。竜神はレンの紫の血を全て捧げることと引き換えに、レンの願いを叶える。  残された記憶を持ち続けている彼は三百の時を嘆くが、やがてその池に咲いた花に睡蓮と名を付けて、その睡蓮を地上に広めるため、紫の血のままで終わりのない生の続きを赤の人と歩く。  記憶を失い何にも縛られず、ありのままの自分で自由に生きたレンの本当の望みを叶えることを、自分の本当の望みとすり変え、また惹かれあってくれた彼女が好んでくれた二番目に好きな自分で、生きていくことを決心する。  レンの紫の血を飲み干した竜神は、地の天の雲を晴らす風を起こす力を持った竜の子を産み、一つの悲恋で、世界は変わった。  池に差す陽光が、月光が今日も、誰の目にも神々しく映るように、白く艶めく小さな花を照らす世界となった。
作品情報
ノンジャンル[ノンジャンル] 残酷な描写あり
最終更新日:2012年07月06日
ファンタジー 異世界 シリアス エンターテイメント 悲劇 読了時間:約31分(15,093文字)