悲願だった才色兼備の幼馴染との交際が決まり、我が世の春を謳歌していた星野 明(ほしの あきら)は、彼女である天音 美華(あまね みか)や、家が超金持ちであり文武両道ではあるが残念イケメンの金沢 礼央(かなざわ れお)、孤高の英雄的な印象の空野 奏風(そらの かなた)、聖女のような雰囲気の美女ではあるが笑顔を絶やさない清川 華澄(きよかわ かすみ)、そして趣味が残念なものばかりのポンコツ美少女の白川 真理(しらかわ まり)のクラスメイト6人が集まり、ファミレスでとある重要な話し合いをしている最中、床に大きな召喚陣が現れ異世界に巻き込まれてしまった。
気がつくと畳が敷かれた大部屋におり、目の前には日本人が見慣れてる料理が並べられた長テーブルをはさみ、異世界聖職者のような法衣をまとった大人6名が座布団の上に座っており、リラックスした状態で待ちかまえていた。
一見RPGのような世界だと多少高を括っていたのだが、入念に個人情報や能力を分析され、システム化、効率化されたであろう座学や野外研修を受けていくうちに、異世界人全員が神器(アーティファクト)から生み出されるスマホ(不壊、オート非物質化、端末の拡大縮小可能、複数同時展開、浮遊機能など)を所有していたりとか、出産率増加のために自由奔放な恋愛、結婚が許容され、それさえもシステム化、合理化、効率化されていたりとか・・あれ、もしかしてある意味うちらの世界より進んでない?
注:ネタにつまったときは『心は漢(♀)が異世界転生したらスライムで、成り行きで近くにいた瀕死の魔人公爵令嬢を吸収したらデュアルコアスライムになってしまった件』か、白川 真理がはまっているアニメ『婚約破棄された元もふもふランドの酉(とり)族令嬢スワンと呪われた『十二干支(えと)』族のイケメン貴族達~それイけ女神モモエナと十二聖獣士たち~』の執筆に逃げているかもしれません。