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短編
 ——その廃墟には、少女の幽霊が出るという噂がある──    古い廃墟と化したビルの幽霊少女は、自分のことを何一つ覚えていなかった。  誰にも姿が見えず、声も届けられない幽霊の唯一の楽しみは、放課後やってくる少女たちの話を聞くこと。  何故、どうして、  ——私は死んでしまったのだろう。  少女達との学校生活に思いを寄せる幽霊は、夏祭りの夜に、自分を思い出す──
作品情報
ホラー[文芸]
最終更新日:2023年11月09日
日常 怪談 現代 読了時間:約19分(9,173文字)