特に何の特徴もない公爵令嬢であるマルティーナは第二王子で幼馴染で家の肩書きが理由でベスター・ベリンガムと婚約することを陛下から打診される。
この婚約は想定内だし、了承する予定だった。
さっきまでは。
でも、今は婚約してはいけない気がする。
どうしてだろうか。
そんなこんなでのんびり散歩しながら、その理由を考えていた時、魔物に襲われる。
ん?ん??なんだ?この力は!
それは、闇魔法を使える才能に目覚めたのだった。
死を回避したと思ったら、またまた死に近づいた?!
だって、この闇魔法は禁忌魔法で誰かにバレたらすぐに処刑だもの。
いや。でも。私、光魔法も使える?!
ラッキーね。光魔法は聖なる魔法と崇められているのだから、なんとか光魔法を隠れ蓑にしてバリバリ闇魔法を使うわ。
だって、闇魔法は大好きだし、なんと言っても便利だもの。……使わなきゃ損よねっ!
そんなこんなで、処刑の未来を回避しながら闇魔法をバリバリ使ってみせるわ!
※前半部分はファンタジー要素多めで恋愛要素少なめです。後半から恋愛要素を多めにする予定です。