文字と人間が大好き。狂おしいまでに人間の愚かさを愛し、文字の素晴らしさに傾倒する主人公。いつのまにか作家の夢を持ち、必死でその夢を追いかけていた。
長い努力の末、ようやく新人賞を受賞した主人公は、ある日その才を妬まれ殺されてしまう。
ー許さない、絶対に許さない。
ーもしも輪廻の輪が或るなら、私は私のままで生まれ変わらせて。
そう願って意識を手放し、輪廻の輪から拾い上げられ出会ったのは、憧れの偉人たちだった。
拾い上げられた先は、神々の空間。そこで成長を遂げた主人公は、自分の手で書き、新たな感動を人間たちに与えるため、現し世に降りていく。
「体が変わったって、私は私!なにがあっても、作家の夢は諦めない!」
勢い強め主人公の夢追物語が今、始まる。