「ゲーム、作りませんか?」
ネット上での発言に、メカデザイナ志望の高校生、雁間出太はすぐさま賛同する。
半年前、小説サイトでロボットアニメの企画書募集コンペ《ロボつく》が開催されたのがことの始まりだった。
各選出作品は短編アニメ化まで確約していたのだが――運営都合で『弾痕のメタファー』だけは没にされてしまう。
それでも何らかの形で『弾痕のメタファー』を世に送り出したいと、企画を通じて知り合った有志が同人ゲーム『ロボつく大戦(仮称)』を作ろうと計画したのだ。
能力の高い人材も揃い、誰もが確かな志を持ってサークル活動に参加することになる。
皆の思いは同じで、誰もが善意と誠意の元に動く。
そしてついにメインとなる『弾痕のメタファー』の制作に取りかかるのだが……。
創作するということの意味、チーム制作の悲喜こもごもを描く長編。
(一章あたり10万文字程度でまとめていますので、一章ずつ一区切りで読まれることをオススメします)
(2017年11月現在、『第一章』『最終章』『第零章』『第三章』『第二章』まで完結しています)
第30回前期ファンタジア大賞 二次選考落選作品
私小説 現代 ゲーム 群像劇 同人サークル 同人ゲーム ESN大賞2
読了時間:約1,680分(839,715文字)