俺は星野潤。ごく普通の高校生。
世界の命運なんてものとは縁遠い学生生活を過ごしていた。
だがある日偶然出会ったオタサーの姫に、「この私のために、全力で世界を救ってください☆」なんて言われ、よくわからないまま世界を救うことになった。
最初はアニメ文化でも広げていくのだろうと思っていたのだが、その世界を救うという言葉が……そっくりそのままの意味だということを思い知らされる。
――空想文化の実体化(ディメンション・サモンテクト)。
けして現実では実現できなかった事柄が実現していく、世界はいつのまにか混沌に包まれていたのだ……。