2020年、アフリカのナビアホバ隕石をアメリカ軍が持ち帰ろうとして、2つに切り分けようとしたとき、世界の終わりが始まった。
その隕石は空洞だったのだ。そしてその中に入っていたウィルスと呼ぶべき何かが世界中に舞っていった。
世界中で突然狂暴化する人間が多数目撃されるようになり、哺乳類に感染するそのおぞましい病気はまさしく人をゾンビと化すものだった。
世界は終わったのだ。
日本でも例外にもれず、厳重な国境封鎖をしても関係なく、人は感染していった。
その世界を合理的に、しかし臆病な主人公が安全を求めて旅する物語