ある日、機械人であるそらは荒廃とした街で目を覚ます。そこには、そらと瓜二つの少女がいた。

「さて、次はどんな世界に会えるかな。」

どの世界も禁止されていることがある、当然この世界も。けどこの世界の禁止事はかなり酷い。何せ人類の発明、機械が何一つないんだもん。機械が禁止になった世界、この世界の住人はどう思うのだろう。不便と感じているのか？だがそんなことは一切なかった。まあそれは当然かもしれない、だって人類は順応性が高いから。けれど、どの世界にも必ず特異点は生まれる。さてさてここで質問、機械のない世界で機械に興味を持った人間はどうなると思う？うーんそうだね、今ここで答えを言ってもいいけどそれだとつまらないな。よし、なら君たちで彼らの結末を見てみてよ。かなり時間はかかるかもしれないけど、君たちにも有用な時間になると思うし。・・・それに、彼らの物語を誰も知らないってのは悲しいしね。それじゃ、お願いね〜〜〜〜 ーーー神と名乗る謎の少年より

ティガール王国王子、レグルス・フォン・ティガールは王族の力を継承できず、ティガール王国の王に国外追放を言い渡される。レグルスは隣国の国に行くために王立図書館に訪れたがそこでとある絵本を見つける。 ※投稿は15:00、18:00、21:00、0:00のどれかです