異世界転生ものが流行し、高校生だった主人公ハナブサユウもその流れにどっぷりハマっていた。
ユウもいずれは異世界転生すべく、日々トレーニングによる肉体強化を図り、異世界転生もののラノベを読み漁っては知識を蓄えていた。
そんな彼も高校を卒業、大学に進み、就職する。
働き始めてからもルーティーンと化したトレーニング、読書はやめる事なく続け15年経っていた。
15年と言う月日の中で、現実を突き付けられ続けるユウは、ルーティーンをこなしながらも、もう潮時なのかと考えていた最中、突如目の前が光に包まれ真っ白な空間の中に立っていた。
女神から異世界へ行けることを聞かされ歓喜するユウ。
そして異世界に飛ばされたユウは知る事となる。
自分が転生する前日に魔王が倒されたのだと......。