今日も今日とて人攫い。 愛しい愛しい金の為、今日も俺は働きます。 女を無駄に寄せ付けるこの顔も俺にとっては金を集めるための良い道具。 笑顔ひとつでガキも女も油断する。 上層企業による人体実験？誘拐？はい事実です。 下手人は俺です。だって金になるし。 外道で結構。金になるなら情けも容赦も必要ない。 世の中金だ。金が全てだ。 泥棒、脅迫、はては人攫いまで。 黄金のためならどんな汚れ仕事もする。 それが黄金狂いのロミオ・コンゴウ！ 建物が積み重なった積層都市ドーシュ。 そこは巨大製薬企業『アルカディア・ケミカル』が実権を握る、住民を利用した人体実験がまかり通る無法都市。 ロミオは黄金を稼ぐため、『アルカディア・ケミカル』の依頼をこなす日々。 「人攫い？黄金をくれるなら喜んで！」 だが、都市で流行しはじめた宗教団体で囲われていた黄金の髪の少女、ジュリと出会ってから彼の運命は動き出す！ 『血液と見返りの大金』、『蔓延する謎の栄養補充剤』、そして『奇病を発症した子供達の失踪』…巨大製薬会社が軒を連ね、君臨する多重積層都市ドーシュを舞台に『ガメつい男』が傍若無人に駆け抜けるクライム・アクション！

Sword Worldシリーズのサイドストーリーです。 かつて機械都市に君臨し、滅んだはずの巨大犯罪組織。 いまも機械都市で囁かれる伝説、機械の王。 植物に愛された少女、音に祝福された少女。 彼らの影の物語が今幕を開ける。 機械都市ギガを舞台にした敵サイドのキャラクタ達の物語です。

Sword Worldのサイドストーリーです。 http://infiniteworld.web.fc2.com/original/swordworld/top.html にも掲載しています。 ■有機の悪魔 登場人物…ヴィガロス、フェグ、レオン、龍華、ヴィル ギガ出発後の夕食。 ヴィルが地上に出た直後の回想。 ■背に負うもの 登場人物…フェグ、龍華 ディノティクスのガロッソ邸にて。 それぞれが背負うもの。 ■影の観測者達 登場人物…サイス、ノア、チャ、バルバラ ディノティクス十年前のクーデターで残された者たち。 ■発芽 登場人物…シオン、アリア、ティア 本編開始前。 三人が騎士団に入団した理由。 ■開花 登場人物…ティア、リアス、アレス 本編開始前。 ティアがリアスとアレスに見初められた舞踏会での話。

遙か昔に封印された魔界の封印が開放され、魔神が復活した。 かつて魔神を封印した魂を宿す青年は甦った魔神を倒すために仲間達を探す旅に出た！ しかし各国には魔の手が伸びていて…。 魔族とそれを利用しようとする人間たちとの戦い。 ■第一章　封印解放編 幼馴染同士のヴィガロスとフェグは封印の国『紫都』の帝都『紫羅都』で久々の出会いを楽しむ。 だが楽しい出会いの時間は、魔界の復活という最悪の出来事でかき消えてしまう。 ■第二章　機械都市編Part1 命からがら魔の手から逃れたフェグとヴィガロスは反逆の悪魔ヴィルと共に新たな仲間を求めて西の帝国『ディノティクス』の機械都市『ギガ』を訪れる。 フェグの双子の兄・レオンの天才メカニック少女・龍華を仲間に加え、旅が始まる！ ■第三章　西の帝都・バルベロ編 十年前にクーデターが起こり、仮の統治者グールが支配する荒廃したディノティクスの帝都『バルベロ』。 その帝都で生誕祭と銘打った『即位式』が行われることになった。 だがヴィガロス達に送られた『生誕祭』の招待状には死霊術の痕跡があり…。 魔族を利用し、グールは王としてディノティクスに君臨しようとしていた。 クーデターの裏に隠された事実。殺されたはずの皇子の王位奪還。 ヴィガロス達は陰謀に巻き込まれていく。 ■第四章　白銀の霊峰編 ディノティクスでは四人の転生者を見つけ、一行は旅を続ける。 その中、ヴィガロス達は北の帝国『ミランジュ』の女帝ジャンヌによりミランジュへといざなわれる。だが炎の悪魔『ファラ』は既に帝都『アランフェス』へと到達し、雪に閉ざされてしまった。 『ファラ』との消息を負う内に、ヴィガロス達は『霊峰に現れる亡霊』の噂を耳にする。 残酷な事件、華やかな宮廷で渦巻くおぞましい野望。 そしてついに魔族達がヴィガロス達に接近してきて…。 ■第五章　復習の業火編 新たに三人の転生者を見つけ、一行はフェグとレオンの故郷、東の帝国『リィザガロス』を目指す。 『リィザガロス』は若き賢王リアスと七つの騎士団が守る平穏な国。 しかし賢王は魔に侵され、帝都『モランエネッタ』は既に敵の手中。 リィザガロスへの入国もできず足止めされていたヴィガロス達を救ったのは、若き騎士シオンであった。騎士団総帥・大公爵アレスの指揮の元、ヴィガロス達は魔に侵されたリィザガロスを救うことができるのか。

私、レミリア・ラーネッドは山々と大河に育まれた静かな田舎町ラン・カスターの商家の一人娘。お父さんは『おしとやかに』とか『淑女らしく』とか言うけれど、私の将来にはそれはおおよそ必要ないもの。私はもうすぐ町学校を卒業して、都会の大商人の末っ子（だが田舎勤務）という微妙な地位のお父さんの跡を継ぎ、ラン・カスターの発展の為に尽力するのだから！っと決めていたのだけど…ある日河原で眠る『白馬の王子様』を見つけてから静かだった町が騒がしくなって…？どうも簡単にはお父さんの後は継げそうにないです。はい。