この世界の地上は生物が生きれないほど汚染されている。理由は不明だ。いや、不明ではないがこの現実を受け入れたくないんだろう。ただ目を背ける。そうすればいい。もう考えなくていい。人々には新たな大地がある。下の事など見なくても気にしなくてもいい。人々は俯く。そこに感情はない。空から照らされる太陽の光、汚染されている海から見えるは空の光とは真逆の月の光。
光は溶け、世界は照らされるだろう───混沌の狭間から"烈玥"が振り下ろす時層核によって
近代 未来 冒険 日常 青春 パラレルワールド
読了時間:約9分(4,440文字)