夢もなければ目標もない。
現実世界が楽しいのに生きづらいと感じていた神薙乃蒼(かんなぎ のあ)は、友達の言葉によって自分が空虚な存在であることを認識した。
友達に誘われ呑みに行く途中、死んでしまった乃蒼の前に現れたのは神を自称する存在。
「いやぁ、すまなかった。こちらの操作ミスで君を死なせてしまった」
その償いとして目標とその道筋を用意するという。
空虚な自分にとっては断る理由もない、が。
「君には世界最高峰のダンジョンを作ってもらおう。がんばれっ!」
情報無しで挑むは世界最高峰。
名ばかりの『チートアイテム』が一つだけの転生生活が始まる。