乙女ゲームのヒロインに転生したことに気づいたアシュリー。 「ヒロインだからって恋愛しなくちゃいけない決まりはないし、 自由に過ごせばいいよね！」 ゲームの舞台であるアカデミーで恋愛せず、自由に学園生活を謳歌したアシュリーは無事に卒業パーティを迎えるはずだった。 しかし何故か第一王子のルクセンからダンスを誘われてしまい…

「アセル様、わたしのことお嫌いなら、婚約破棄いたしましょう。」 婚約者に冷たく接するアセルに婚約破棄の申し出をするミリーシア。 しかし 「却下だ、婚約破棄はしない。」 婚約破棄を受け入れないアセルとそれに納得できないミリーシア。 「お嫌いなのでしょう、わたしのこと。でしたらいいではありませんか。」 「誰が嫌いだと言ったんだ、君のことを嫌いだと言った覚えはない。」 嫌いだから婚約破棄を申し込んだのに、嫌いじゃない？ どういうこと？！ すれ違っている2人の行方は…？