婚約破棄され国外追放を命じられたルチアナは、隣国に逃亡し、お供のしゃべる赤いカエルのぬいぐるみと共に、あらゆるものを不本意にぶっ壊しまくる。
「悪賊皇子と呼ばれた俺と、反逆者として、一緒に、この国を滅ぼしてくれ」
「全部滅ぼしたその後は、俺の女になれよ」
突然、そんなことを赤黒髪の美青年から言われても。
そもそもルチアナは何か壊そうと思って壊しているわけではないし、当然本当は何も滅ぼしたくなんてない。
(というか私は、ぬいぐるみのガエルちゃんと平穏に暮らしたいだけなのに……)
いつのまにか、『災厄の魔女』やら『破壊の聖女』やらと、呼ばれることになってしまうポテンシャルは高いのにちょっと、いや、かなりドジな女と、そんな女に付きまとう訳ありのカエルのぬいぐるみ改め、悪賊皇子のお話。
ヒロインが生まれた時から付きまとってる一途な悪賊皇子×ドジな最強爆砕の魔女
〜第一章〜 国外追放亡命編 更新中
長編なので時間はかかってしまいますが、少しずつ更新していく予定ですのでお付き合いいただけますと嬉しいです。