作品一覧全4件
短編
そろ、そろ、と溝鼠(ドブネズミ)が猫の傍らを通り過ぎる。すでに尾は無い。噛み千切られたようなその跡には、凝固した血の黒い赤がこびり付いている。雨が喧しかった。
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最終更新日:2009年09月06日
雨 草にし 短編 中世 シリアス 少女 少年 読了時間:約4分(1,805文字)
短編
肌身離さずあのリングを付けていた兄の指が、今日はやけにすっきりしているのを見て、僕は不信に思わずにはいられなかった。
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最終更新日:2008年10月28日
短編 草にし 兄弟 シリアス 高校生 読了時間:約9分(4,331文字)
短編
サーティーワンアイスクリームは確かにおいしい。安定感のあるワッフルコーンに、思わず噛みついてしまうほどの粘り、そして甘く濃厚な味わい。値段はちょっと高いけど、その味は決して裏切らない。
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最終更新日:2008年10月28日
短編 草にし 夏 アイス ほのぼの コメディ 青春 高校生 読了時間:約4分(1,954文字)
短編
残暑がしつこく尾を引きずる。昼は照りつけるほどあんなに暑いのに、日が落ちるとみるみる気温が下がっていく。だからそろそろ温かいものが食べたいのに、仕送りの中身はまだ夏から抜け出していなかった。
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最終更新日:2008年10月28日
短編 草にし ほのぼの 恋愛 青春 大学生 読了時間:約4分(1,803文字)