異世界の魔王について自称最高神曰く、 「2柱の最高神の力を与えられた歴代最強の勇者すらかすり傷も与えられることができなかったとされる悪逆非道の魔王」 そんな到底勝算など無い魔王討伐を異世界の神に懇願された。 「君しか魔王を倒せる者がいない」 と、言われたが、それお前のミスのせいだよね？ こちらにメリット皆無じゃねえのこれ？魔王殺る意味あんのか？ それに話を聞く限りこの魔王と戦う前に強い魔王の配下に瞬殺されるだろ。 まあ、断ってもこのまま世界が征服されるとか人族がすべて奴隷になるとかほざきやがって、何回断っても諦めないので渋々引き受けることにした。 引き受けたからって、魔王討伐しないけど。 だが、ある事実を知り激怒した茜。神の顔面を殴ってしまった。そのせいで気づいたら神により魔王城の前に転移させられてしまう。 彼女は生き残れるのだろうか？

ゆかりは職歴なし高校中退した中卒ヒキニート（2年目）である。 ニートの彼女を憎んでいた義兄まさと（愛称まさくん）はゆかりを殺す計画を立てていた。 それを知っていたあかりはまさくんに殺されるなら良いと思っていたが、やはり大好きなまさくんを刑務所行きにしたくないと思いゆかりは自殺した。 そしてゆかりは念願の異世界転生をした。 ゆかりは夢があった。死んだら異世界に転生して魔王になる夢だ。

いつも教会にいる天使様、彼はいつも笑顔や天使様の奇跡の技で人を救っていた。 天使には禁忌や厳格なルールが存在する。 悪事をしたり、人と交わったりなどの禁忌を犯せば天使では居られなくなり堕天してしまう。 堕天し、天使ではなくなった者は人間や神を裏切ったとして罰を受ける。 どれだけ人間の為に働いた天使でも堕天してしまえば世界を救うような善行を積んだとしても堕天使が天使に戻れることはない。 それは神いわく、『腐ったものは元の状態に戻れないこと一緒である』らしい。 死んだ人間は天使の奇跡の力で戻せるが、腐った死体は戻せない。 不可逆なのだ。 これはそんな自由が縛られた哀れな天使様と短剣使いの女冒険者や堕天使、悪魔が出てくるお話。