幼い頃からいとこ同士でそだった光太と千里。１０年振りの再会で、二人は静かに、幼かった頃の想い出を話し始める。

駅前で弾き語りをしている武人の前に、痩せ細った女、キリが現れた。彼女はまるでずっとそこにいたかのように、武人の生活に入り込んでくる。彼女に翻弄される生活の中で、キリが大切なものになっていく。http://soair.web.fc2.com/index.htmlにて掲載中（あとがきあり）。

清香と圭司は雨の降る日に互いの思いを打ち明ける。過ぎ行く青春を過ごす裏に、誰かの優しさがある事に清香は気付かずにいた。そんなある日、清香が登校すると、当たり前のようにあった日常が、残酷にねじ曲げられていた。

２３歳にして初めてできた塁の彼女は、１５人の男性経験を持つ手練だった。「掴み取れない泡沫」番外編ですが、単品でもお読みいただけます。

遺伝子操作により寿命が１０年単位で操作できるようになった時代。定められた短い寿命、長い寿命を生き、死んで行く人。そしてそれを見守る人々を描いたオムニバスです。

ワーキングマザーとして、四歳の娘、莉子を育てる守山には夫がいない。ある日、保育園のお迎えで、娘と遊ぶ園児の父、風間と出会う。保育園からの帰り道を毎日ともにするうちに、少しずつ、お互いの話を始める。http://soair.web.fc2.com/index.htmlにて完結掲載中。

幼馴染みの真吾と恵は、曖昧な別れ方をしたまま社会人になり、互いに別の相手と結婚する。恵の夫、昭二との間はなかなか子宝に恵まれず、不妊治療を開始する。そんな中、恵がふらりと立ちよったカフェで、幼馴染み、真吾と再会する。http://soair.web.fc2.com/index.htmlにて完結掲載。

嫉妬の視線、度重なる嫌がらせ。同僚の黒谷に惹かれる楓だが、黒谷の彼女、奈々美は黒谷を離さなかった。

編入生の浩輔は「自分は幸せになってはいけない存在」だと言って、人に優しさを向け続ける。級友の泉は彼の、次元の違う所で作られているような笑顔に違和感を覚える。彼は何を隠しているのか、彼に何があったのか。泉はすべてを聞いてしまう。http://soair.web.fc2.com/index.htmlにて掲載中。

「読書同好会」という名前だけのサークルに加入した五人の、それぞれの恋模様。続編「朝日に落ちる箒星」も掲載中。http://soair.web.fc2.com/index.htmlにて完結掲載。