ごく平凡だが、母子家庭で育ってきた少女。唯一の親と大切な弟の為に、高校生からバイトを掛け持ちしながら、学業にも励んできた。 そんな彼女は、小さい頃不思議な夢を見ていた。白昼夢のような、不思議な夢。その夢の中で、或る男の人がいつも主人公を元気付けてきた。 だがそれは、少女だけではなかった。 少女が白昼夢で青年に励まされているのと同じく、或る青年も幼い頃、或る女性に励まされてきた。 大学2年生のある日、少女は人気芸能人に告白される。だが、彼女はその気持ちに応えるわけにはいかず＿＿。 この恋は果たして、報われるのだろうか。

…これは、私の物語。 何の意味もなく、何の価値もないが…もしかしたら、誰かに知ってもらいたいのかもしれない。 …私という、1人の人間がいたことを。 あまりに愚かで、絶望的で、読んでいて胸糞悪くなるかもしれない。 それでも…良ければ、知ってほしい。 さあ、絶望的な人生の幕開けだ。

主人公は絶望側の人間で、悪役だった。アメリカを絶望に堕としたのだ。 彼女の願いは、世界を絶望させること。 そこで、日本でエイリア学園の活動が始まることを知る。その活動は、いずれ世界中に蔓延すると踏み、彼女も参加することとなる。 そして、フットボールフロンティアで優勝した雷門を自分の手駒にしようと考えたのだった。 だから彼女は、エイリア学園の人間でありながら、雷門に潜入。 いつかは雷門を裏切り、絶望させる為に＿＿。 これは、世界の命運を賭けた、絶望的な物語。

【詐欺師】という存在がいるこの世界。彼らは嘘を吐いては周りを混乱させる。その被害は酷いもの。 そんな存在を改心させる術を持つ一族に生まれた主人公。彼女はその家の中でも強い力を持っていた。 主人公は、これまで数々の【詐欺師】を改心させてきた。そんな中で、教育実習生である瀬斗と出会う。 その瀬斗が【詐欺師】だと判断した主人公は、瀬斗を改心させようと目論むが…？ 嘘と残酷な真実が絡み合う、ファンタジー恋愛小説。