ねぇお姉さん、食べていい――?
ヴァンパイアおよびグール退治を専門とする団体『クルースニク』。出自ゆえに誰よりもヴァンパイアを憎むエルザは、ある夜、任務先で立ち入り禁止区域を徘徊していた怪しい男に遭遇する。エルザは聴取のために彼を支部まで連れ帰るものの、男の突拍子もない言動に振り回されるばかり。
そんなある日、事件は起こる。不審な気配をたどって地下へ降りれば、仲間の一人が全身の血を吸われて死んでいた。地下にいるのは例の男ただひとり。男の正体はヴァンパイアだったのだ。だが気づいたときにはすでに遅く、エルザ一人ではヴァンパイア相手に手も足も出ない。
死を覚悟したのもつかの間、エルザが目覚めるとそこは、なぜか男の屋敷のベッドの上だった。
その日を境に、エルザと屋敷の住人たちとの奇妙な共同生活が始まる。
ヴァンパイア×恋愛ファンタジー。
この作品は、カクヨム様、エブリスタ様にも掲載しています。
集英社小説大賞6 シリアス 女主人公 人外 西洋 ハッピーエンド 異類婚姻譚 ヴァンパイア 吸血鬼 執着 ヤンデレ バトル 恋愛ファンタジー ネトコン13感想 戦うヒロイン
読了時間:約273分(136,330文字)