あぁ、真冬の中俺は何をやっているのだろう。
新人ライターの鷺ノ宮奏詩である。
書きたいことは書ける。だが、世間に認められる作品を出せないでいた。
自分の書いた作品が否定され続け、現実逃避をしたいと思っていた。
そんな最中、ドアポストに一通の手紙が投函される。
紬「旅行に行こうよ…♪」
――パリパリパリッ!
…ん?今何か、ポストに投函されたような音が。
そこには、《あなたの“探しモノ”がきっと見つかる素敵なツアーのご招待》と書かれた如何にも怪しげなパンフレットだった。
誰かの悪戯かと思いつつ、藁にもすがる気持ちだった奏詩は、このツアーの参加するのであった。
パンフレットに記載されている場所を辿って行くと、いつの間にか駅のホームに辿り着くのであった。
そんな中、ある少女に出会う。
「こんにちは。あの…あなたも旅の方ですか…?」
車内の中で不思議な少女に出会う。
その少女は、漫勉の笑みで微笑んでくるのであった。
この旅は、彼女になにをもたらし、俺になにを与えてくれるのだろう。
年の差 悲恋 日常 ミステリー 冒険 二次創作 F0001-1 ダーク シリアス 男主人公 女主人公 現代 群像劇
読了時間:約72分(35,560文字)