時計の音がする。まだ眠たいので布団を被って二、三度寝返りをうつ、しかしそんな事をしても目覚まし時計の音は聞こえる。いつも通りではあるが根負けし、布団を胸まで下ろした。
「ふぁあああああ」
大きな伸びと盛大なあくびをして起きあがろうとしたとき、天井がいつもと違うことに気付いた。俺は焦らず周りを見て危険な状態では無いか確認し、前から言ってみたかった決め台詞を冷静に放った。
「・・・知らない天井だ」
そして満足した俺は自分の状況を調べ始めたのであった。そして・・・
「ここは・・・」
この世界は俺がハマっていたゲーム『魔法学園の勇者(brave of magic shool)』略して「BOMS」と呼ばれているゲームの世界だった。
だが鏡を見るとそこにあるのは見たこともない顔、なのにモブかと思ったらゲームの主人公の親友でステータスは引くほどの化け物!?
そして何とゲームの舞台となる高校に主人公と一緒に通うことに!一体どうなる!?ゲーム世界でのワクワク(?)学園生活ただいま開幕。