足立光翼(あだちこうすけ)は翻訳家兼、魔法使いである。
好きなものは旧時代の映画と歌劇。嫌いなものは一神教全般。
大昔の古典と知人の本しか翻訳しない彼は、何故かお金にだけは困らない。
どうやら彼は、月に行った事が有るらしい。
九曜尚斗(くようなおと)は高校1年生の魔法使い見習いである。
好きなものは彫刻と細工。嫌いなものは足立の倍音発声お説教。
小、中全部投げてやり直す高校生活は、中々ままならない。
なにせ今の時代。魔法は、”皆には内緒”のお伽話なのだから。
あらゆる神々の尊厳が廃れ落ち、娯楽の素材に成り下がった科学の時代。
空に蓋を降ろされ、人が星々の彼方に飛べなくなった世界のお話。
作品情報
ローファンタジー[ファンタジー]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年02月05日
ギャグ シリアス 人外 未来 群像劇 魔法 近未来 SF(すこしふしぎ) 神話 童話 古典 哲学
読了時間:約9分(4,240文字)