高校一年生の瀬尾澪馬(せおれいま)は小さい頃から野球をしており、監督や大人から「才能がある」と言われてきた。ポジションはピッチャー。
そんな澪馬は複数の甲子園常連校に推薦されるが、シングルマザーの母を思いやり、断る。
小さい頃、突然父が帰ってこなくなり母と自分を捨てたと考え、父に激しい怒りを覚えているが今はどこで何をしているかわからない。
そして進学した高校は県立の徒歩で通える「城聖高校」だった。
部活を真面目にやる人も少ないこの学校の13人という少人数ギリギリの野球部に入部をする。
人と関わるのを苦手とし、自分自身の才能を信じ続けている青年が弱小野球部で先輩、同輩と関わる中で、何を学んでいくのか。
異例の甲子園初出場を決意した城聖高校の運命は。
そしてそれらを経て澪馬が手にするかけがえのないものとは。
妬み、妬まれ、思い通りにならなくて、逃げて、耐えて。
それでも彼らは野球をやる。
だって、それだけじゃないはずだから。
澪馬たちの熱い日常を、真実を、よろしければ
一歩ずつでも読み進めてみてはいかがでしょうか。
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