数年前のある冬の日、旧友が早めのクリスマスプレゼントとして彼女の子供を私のもとにおいて行きやがった。結婚すら望んでいない、むしろ子供嫌いな私とクリスマスプレゼントとして私とともに暮らすことになった彼女の子供、かりんとの成長日記。

ニート歴半年の三色（みき）は絶賛親のすねかじり中。親の持ってるアパートの管理人をしながらネットサーフィンをしながら若さを浪費している今日この頃…三色はいつも通りようつべにアクセスしていた。そんなとき二階からの聞こえてくる騒音に耐え切れず、二階に新しく入居してきた大学生、昴流（すばる）の部屋にクレームを言いに行く。そこには貞操の危機にさらされている昴流がいた。ひょんなことから彼を危機から救った彼女の世界は少しずつ色づきだす。

しずくとみさとは親友同士。だけどある日みさとはしずくの幼なじみの志織からしずくの好きな人はみさとなのではないかという可能性の話を聞く。男の子しか好きになったことが無いみさとはかなり戸惑う。そんなみさとの恋愛と友情の狭間を葛藤する物語。…だと、私は思います。

普通の高校生、浅田桜子はある夢を見た。自分が定期を買う夢。一夜限りの続きのない儚い夢だと思っていた。だけどこの夢は続いていた。夢の中で買った定期の力によって桜子は自分以外の人間の夢にわたれるようになる。夢を渡る人となった桜子は果てしなく広がる夢の世界で迷子になる。桜子は最後自分の夢に戻れるのか？『永遠の始まり』とは何を意味するのか、彼女はまだしらない、知る由もない。彼女はまだ永遠の中にいないのだから。

　週末の午後、眺めのいい寮の屋上で茜は現実逃避と言う名の元、自らの命を投げ出そうとしていた。だが彼女はある少女の出会いによってそれをしなくなる。彼女たちはお互いを刺激し合い、自分自身と葛藤していく。自分を模索する少女と、自分自身と戦う少女の物語。 　

憧れの人とこんなことやあんなこと！？そんなことある訳ない。大胆なことは妄想するだけ。チキンな私は好きな人に告白もできず今日も遠くから見つめるだけ。どこにでもいる平凡普通な女子高生の妄想日記。退屈な毎日を生き残るために私は今日も妄想する。