「ぼく、女装やめたいんだ」
生徒会執行部の役員として学園中を駆け回る日々を送る、佐竹燈真。春休みに彼の隣の家に引っ越してきた、学園内で〝女神様〟と呼ばれている少女、姫野一希。
そんな姫野を相反する存在だと思っていた佐竹は、隣人同士として顔を合わせた翌日に彼女の秘密を知ってしまう。
学園の〝女神様〟……姫野一希は、女装をして学園に通う男性だった。
その事実とどう向き合うべきか。自分はどう立ち回るべきなのか。
悩みながらも彼女と同じ時間を過ごす過程で、佐竹は〝女神様〟としてではなく、姫野一希本人としての人となりを知っていく。
そしてある日、佐竹は姫野から一つお願い事をされる。
嫌いな自分を受け入れて、変化を容認するための、第一歩を踏み出すために。
※本作品にBL要素はありません。
ネトコン13 男主人公 学園 群像劇 青春 ラブコメ 男の娘 幼馴染
読了時間:約168分(83,974文字)