これはひとりの女性が史上初のプロ野球選手として活躍する物語──。
野球好きな女子「羽柴寧々」(はしばねね)は、川で石投げをするのが日課の女子高生。
そんなある日、ネネは成り行きで高校生ナンバーワンスラッガー「織田勇次郎」と対決することになり、石投げで会得したホップするストレートで三振を奪う。
その後、ドラフト会議が行なわれた日、ネネはセリーグの弱小球団「大阪レジスタンス」からピッチャーとしてスカウトされる。
実はレジスタンスのスカウトはネネと織田勇次郎の対決を見ていたのだ。
また、ネネのスカウトにはもうひとつ目的があった。それは先のドラフト会議でレジスタンスに指名され、入団を拒否している織田勇次郎と勝負させること。
勝負の条件は、ネネが勝てばレジスタンスへ入団。
織田勇次郎が勝てばドラフト優先交渉権を他球団に譲渡という内容であり、かくしてネネと勇次郎の勝負が非公式に行われることになった。
『私は負けない。必ずプロの世界で成功してみせる』
史上初の女性プロ野球選手、羽柴寧々の物語が、今、開幕する──。
【プロ野球の世界を舞台に女性ピッチャーが活躍する物語です。本作には恋愛要素も入っています。また作中に出てくる制度についてはフィクションも含まれています】
【本作は第29回電撃大賞にて四次選考まで進みましたが、『尻切れトンボな印象を受ける』という評価が多数を占めました。元々、趣味で考えていた物語の序章作品を小説にしたため仕方なかったのですが、今回、一度物語を最後まで完結させようと執筆しています】
【「カクヨム」にも掲載中】
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読了時間:約1,337分(668,145文字)