金色の髪と瞳を持つ公爵様 ベルザス・グラウサヴァー・ルーデロイはどこへ行くにもマイヤ・メレヴァイクという女官を側に仕えさせておりました。
彼女はどこにでもいそうな女の子に見えますが、侮るなかれ。公爵様が全幅の信頼を置く【銀の匙】と呼ばれる優秀な女官であったのです──。
別所に投稿していた作品を「小説家になろう版」に改稿しました。シリアスめなパートがあるのでR15に設定しておりますが、グロ描写などはありません。
どうぞ、ベルザスとマイヤと駆け抜けるようなシデオスの夏をお楽しみ下さい。
アイリス異世界ファンタジー大賞参加作品です。