高木カズキはなぜか人に嫌われてばかりの高校生。
ある日彼は異世界で少女をかばって死んでしまうが、少女の蘇生魔法によって生き返る。
ただし、二ヶ月後に崩壊する不死の体で。
少女が言うにはそれは魔法の欠陥によるもので、体を元に戻すにはその不備を補い魔法を完成させる必要があるという。
彼は言った。
「助けてくれなんて頼んでない」
だが拒んだはずの助けの手は、構わず彼に差し出された。
「余計なお世話というならあなたの方が先よね」
これは人とのつながりを諦めていた少年が、少女と手を取り合うまでの人生のロスタイムの話