これはある傭兵とその仲間との思い出を辿る物語。
大雨の中大きな戦に参加していた「英雄の送人」の団長を務めていたアンセムは、
自分達が参戦した第一次コール平原の戦いにて、味方のマクロス王国側にとって負け戦であることを悟り、撤退を決意するも既に周りは敵に囲まれてしまっており、絶望的な戦場となっていた。
敵の包囲網から脱出することに成功したが、さらなる追っ手が迫っており、このままでは傭兵団の壊滅してしまうと、事態を察したアンセムは仲間を守るために自ら囮となるのだった。
何とか、1人で1000人を超える敵の追撃の足止めに成功したアンセムだったが、多勢に無勢である。
遂に力尽きようとしていたその時、彼の愛剣に、ある異変が起きていた。
それを確認するまもなくアンセムは気を失ってしまう。
そして、彼が目を覚ましたとき、広がっていた景色は、戦場の跡が広がる盛りの中ではなく、暗い洞窟の中だった…。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年07月05日
ギャグ 男主人公 西洋 魔法 冒険 日常 タイムトラベル ダンジョン タイムリープ オリジナル戦記
読了時間:約550分(274,799文字)