主人公・悟は、図書館で本を読みながら日々を過ごす少年。バッドエンドの物語を好む彼はある日、図書館で無邪気な少女・光希と出会う。光希は彼の読んでいる本に興味を持ち、話しかけるうちに2人は自然と読書仲間になる。
物語を通じて、光希は現実と理想の選択に苦悩する主人公への共感を語り、悟に新たな視点を与える。彼女が語る「ある少女」の物語は、どこか彼女自身と重なるものであり、その中で悟は光希の心に秘めた想いを感じ取る。そして、2人の交流を通じて、悟自身の人生にも新しい光が差し込み始める。
読書を通して繋がる心と、物語が持つ力を描いた静かで温かい物語です。
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