迷路の中には一人の少年。その迷路は一見すると現実的。しかしこの話は非現実空間での、話。

人の心の本性を嫌というほど感じていた志乃は、死んでもいいと、軽々しくその言葉を口にした。人の言葉なんて、心なんて、時と場合でころっと変わってしまうもの。一度決めたこと、言ったことは、最後まで責任を持って貫き通して下さいね……

中学生の海が今いるのは美術館。海はパノラマ絵画を見ていた。超短編小説。人は失ったものがあれば、得るものが必ずある生き物なのです。

捨てられた少女はゴミ山で暮らしている。静かな彼女の生活。しかし、ある日を境に、彼女には静寂が戻らなくなった。

国と国との間に諍いが起きるのは昔から当然のこと。そんな中、敵将が降るのもまた、当然のこと。１人のその行いは、『愛』を『憎しみ』へと変えてしまった。

夢の中で出会った何か。それは少年に１つの教えを説く。その言葉は、人間にもっとも必要な…何かである。

少年はごく普通な中学３年生。いつだって、仮面をかぶって生きている、そんな人間。そんな少年の机に、ある日１枚の紙切れが…。その紙切れが、少年の心の転機となる。

小さな教会で育てられた少女がいた。孤児として引き取られ、育てられた少女。しかし、少女は悲しい運命をたどることになる。義兄キールも、耐え難い運命を知ることになる。彼女の名は――ララ＝セレンティウム