作品一覧全7件
代表作 連載 3エピソード
【当該ファイルを閲覧するに際し、一切の加害・物損・人損に対する責任を日本国は放棄する】 20XX年のある時、このような表題でひとまとめにされた文部科学省の秘匿機関が保有していた複数のファイルが流出した。 当時ネットニュースやワイドショーで取り上げられたこれらの機密ファイルは未曽有の「害性伝承流布」に繋がり、結果として1000人単位の行方不明者及び569人の死者、3000人単位の身体欠損被傷害者を生み出す。 このファイルはいったい何をまとめたものなのか? 貴方は、このファイルを秘密裏に入手し閲覧するものである。複雑なパスワードを解読し、読めるようになったこれらのファイルを。 読むかどうかは、貴方の判断にゆだねよう。
作品情報
ホラー[文芸] R15
最終更新日:2024年07月08日
シリアス ダーク 昭和 平成 現代 日常 バッドエンド パンデミック 読了時間:約15分(7,036文字)
連載 1エピソード
都市の闇に蔓延る不法共を蹴り殺す「爆脚」。ある時、己らを束ねる「神父」から一人の女性を助けるよう命じられる。 簡単な仕事、爆脚はそう高をくくっていた。彼女が追う黒幕が誰か、理解するまでは。 だか彼女は止まらない、誰が相手でも止まらない。誰かが爆脚の名を叫ぶならば……呼ばれて飛び蹴り相手を一殺し。一脚鏖殺の爆脚は、誰にも留められない。
作品情報
アクション[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年10月03日
シリアス ダーク 女主人公 勇者 現代 読了時間:約3分(1,359文字)
連載 1エピソード
その日、《疵無し》の綽名を関する傭兵エラスは「八芒星」を戴く魔女、ヴィと出会った。彼女は別の大陸から仲間を探しに来たという。だが港に降り立ち路銀が付き、早速カルト宗派とひと悶着を起こしていた。 酒を飲み合い、翌朝同じ馬車で近隣の町へと旅立つ二人。後に二人走ることになる、進みゆく馬車の轍はすなわち、二人の積み重ねる最初の一歩になることを
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2024年09月24日
西洋 中世 群像劇 魔法 冒険 ダンジョン 読了時間:約18分(8,613文字)
連載 1エピソード
アンデッド蔓延る世界で、二度目の生を悪用するくそったれ共を殺しまわるミリタリー・ファンタジー。なお主人公とその仲間たちが生きているとは、限らない。
作品情報
ローファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年09月19日
シリアス ダーク 女主人公 現代 ミリタリー 青春 超能力 読了時間:約5分(2,102文字)
連載 4エピソード
東西朝の動乱が始まって5年。己の師匠を訪ねるために西朝に赴いた華売り、龍華は西都にすらハナビトが巣食っている事実を確認する。 ハナビトを駆逐するため、骸に巣食い人を救う薬──「華」を集めるために商人たちともつながりを広げようとする龍華の前に、華に目を喰われてもなお意識を紡いでいる少女に出会う。彼女がハナビトの根絶に繋がると感じた龍華はしかし、ハナビトを巡る巨悪に巻き込まれていく。 華は薬、ハナビトは害、ならばハナビトを狩り華でひとを救う花売りは、一体何か? バトルアクションとフィクション薬学を混ぜた作品です。むかーしに別名義でここに乗せてましたものをかなり力を入れて手直ししたものです。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年09月13日
シリアス 女主人公 和風 戦国 読了時間:約35分(17,491文字)
連載 3エピソード
屋島の合戦。 義経に大役を押し付けられた那須与一宗高は、神仏の加護を念じながら平家が示した扇落としを完遂した。だがすぐに扇を拾い上げ船首で踊り狂う黒い大鎧の武者を義経の命により二射目にて射殺す。 その夜、義経に誘われるがまま松原へと分け入った与一は、夕暮れに射殺した黒い大鎧の男と義経が肩を並べるところに出くわす。 あまりの不気味さに逃げ出す与一はしかしすぐに二人に囚われ、義経が奇怪な言葉を並べて与一を「狭間」へと送り飛ばす。 目が覚めた与一は置かれた場は再び合戦の場。だが、その景色はあからまさに一変していた。見慣れぬ武具、見慣れぬヒトガタ、見慣れぬ敵に、見知った京の都。 狭間へ「流された」与一は命を繋ぐべく再び合戦へと身を投じる。 その手には大弓はなく、しかして狭間筒が握られていた。 「我こそは屋島の扇落とし!那須与一宗高であるぞ!日光権現よ斯くご覧あれ!狭間に轟く我が一射、現世の先まで届けようぞ!」
作品情報
ローファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年07月19日
シリアス 男主人公 和風 戦国 伝奇 読了時間:約22分(10,572文字)
連載 1エピソード
人を呪わば穴二つ。 かつて古の人々は夜闇に善とも悪ともつかない神性を見出し恐怖した。 だが文明の進歩が夜の影を薄くしていく。そして人々は夜を畏れず闇に溶け込もうと混沌へ足を進めていく。 ここな女子高生、京地佳苗は大学の夏休みにホストにのめり込み、多額の借金を抱えていた。売春にまで手を染めるがしかし、ホストの脅迫により己の人生が闇に落ちかけていることを知る。 そして彼女は願った。否、祟った。願いにこたえるのが神ならば、祟りに応えるのは祟り神。 ほどなくしてホストの男は死に、佳苗のまえに一人の女子高生が顕れる。 あるいはそれは佳苗の人生の終わり、そして数奇な物語の始まり。 人を呪わば穴二つ。祟りを望めば祟られる。 佳苗と祟り神が歩む、人生の終わりへの奇譚。
作品情報
ホラー[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年07月08日
シリアス 女主人公 現代 怪談 読了時間:約9分(4,280文字)