いくつもの魔法国家が領土争いを繰り広げる大陸で、魔法が使えない剣士の元へ嫁ぐことになった王女の物語。
※差別、戦争、水害、火災、疫病にまつわる表現が含まれております。
ご不快な思いをさせてしまう恐れがございますので、お読みになる際は予めご了承ください。
※恋愛要素が強めですが、本作のヒーローは「スパダリ」「王子様」「英雄」といったキラキラ要素を一切備えておりません。
足掻きながら必死に毎日を生きる平民です。
高貴な王女と育ちの悪い平民が、互いにカルチャーショックを与え合いつつも少しずつ歩み寄ってゆくお話です。
逆ハー要素もありません。
※第一部は恋愛、第二部は戦闘や戦争がメインとなっております。
第二部では結構ガチめ(当社比)に命の奪い合いをしますので、苦手な方は第一部までで離脱していだいて大丈夫です。
<第一部・あらすじ>
水の国の第二王女・ロレッタは、国王代理を務める姉の政略により、ある日突然、平民の剣士・リューズナードと婚姻を結ぶことになる。
彼が暮らすのは大陸の地図にも載らないような、名前もない小さな村。
そこでは、「生まれつき魔法が使えない」という理由で差別を受け、各国から逃げ出してきた者たちが身を寄せ合って生活していた。
生まれながらに膨大な魔力を宿し、差別の実情も知らずに育った世間知らずのロレッタは、住人たちやリューズナードの深い傷に触れて心を痛める。
自分にできることを考える為、生活水準が低い村での生活を学び始めたロレッタだったが……。
<第二部・あらすじ>
紆余曲折を経て、正式に村の仲間として受け入れてもらえたロレッタ。
最初は険悪だったリューズナードとの関係性も徐々に改善され、ぎこちないながら穏やかな時間を楽しめるようになってきた。
そんなある日、村に一人の少年が訪ねて来る。
ロレッタと同じ水の国の出身を名乗る少年・フェリクスは、魔法が使えずとも無類の強さを誇るリューズナードを尊敬し、魔法を使えるロレッタのことは嫌悪している様子だった。
時を同じくして、村を囲む周辺諸国の情勢が大きく動き出す。
ロレッタの故郷である水の国と、リューズナードの故郷である炎の国の、戦争が始まろうとしていた。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年04月29日
BK小説大賞 HJ大賞6 ネトコン13 集英社小説大賞6 女主人公 西洋 魔法 身分差 GOマンガ原作者大賞 SQEXノベル大賞2 恋愛 アクション ネトコン13感想
読了時間:約654分(326,788文字)